公益社団法人大分市シルバー人材センターは、企業や家庭、公共団体などから、高齢者にふさわしい仕事を引き受け、会員に仕事を提供しています。 |
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理事長新任挨拶
理事長 江藤 郁 |
「会員の皆様とともに 令和3年6月3日の定時総会並びに第2回理事会におきまして、会員並びに理事の皆様方のご賛同を得て当センターの理事長に就任いたしました江藤郁でございます。皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。 |
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さて、ご存じのとおり、我が国は少子高齢化が急速に進行し、超高齢社会に移行するとともに、2025年には団塊の世代の方たちが75歳以上の後期高齢者となることから、社会保障費の増大が懸念されております。 このような状況下ですので、私は、高齢者の皆様が働くことを通して生きがいを得、地域に貢献することを目的として設立されたシルバー人材センターには大きな期待が寄せられているものと考えております。 しかしながら、一方で、昨年来の新型コロナウイルス感染症の拡大とともに、今年の4月1日付で改正された高年齢者雇用安定法では、中小企業においても70歳までの雇用の努力義務が課されたことから、シルバー人材センターの基本目標であります会員拡大に関して、60歳代の会員の確保が難しくなっています。これらを克服する取組を進めていかなければならないと考えております。 こうした中、本年度は平成29年度から令和3年度を計画期間とする中期計画が終了する年であり、これまでの課題を解決するため、第2次の中期計画でいかに取り組んでいくか議論を進めてまいりたいと考えております。そして、コロナ後を見据えたこれからの時代に合った計画としてまいりたいと考えております。 特に、先ほど述べました会員の拡大としては、全国的には第2次の会員100万人達成を目標としておりますが、コロナ禍で難しい状況にあり、当センターにおいても昨年度末の会員数は1607名と平成30年度以降減少傾向でございます。今後、女性の皆様の入会による会員拡大に努めるなど手法を駆使し、会員拡大に努めることが重要です。 また、事業規模の拡大については、契約件数・契約金額ともにコロナ禍の影響で減少しておりますが、そのうち、請負委任から派遣事業への転換により、派遣事業の契約金額が大きく伸びております。適正就業とも呼応し、今後派遣事業が拡大されていくことが重要です。こうした分野を含め、新規事業の開拓に努めることで事業拡大を行い、会員の皆様の働く場の確保を行ってまいります。さらに、最近は会員の高齢化に伴い、交通事故の増加が懸念されておりますので、会員皆様方の安全就業の観点からも、事故の減少に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 最後になりますが、私は、会員の皆様とのコミュニケーションを大切にしながら、皆様が生きがいを感じられるよう、当センターの運営に取り組んでまいりたいと考えておりますので、何卒よろしくお願いいたします。 |